各種世界一周航空券の違いを簡単に解説!
現在発売されている世界一周航空券の中で主要なものは3種類です。
そもそも、世界には三つの航空会社アライアンスがあります。アライアンスというのは各国大手の航空会社が参加するチームみたいなものです。例えば日本の航空会社と言えば、二つの大手企業が思い浮かびます。JAL(日本航空)とANA(全日空)ですね。JALは「ワンワールド」というアライアンスに、ANAは「スターアライアンス」にそれぞれ加盟しています。
各アライアンスがそれぞれの「世界一周航空券」を販売しているのです。
今日はそれぞれの航空券の特徴やイメージについて非常に簡単に手短に説明していきます!
三大アライアンスって?
加盟航空会社:JAL・キャセイパシフィック航空(香港)・アメリカン航空
加盟航空会社:ANA・シンガポール航空・ルフトハンザ(ドイツ)
加盟航空会社:エールフランス・大韓航空・デルタ航空(アメリカ)
ベトナム航空 など
ワンワールド世界一周航空券
ワンワールド・エクスプローラー
マイル制ではなく大陸制を採用しています。つまり移動距離ではなく、いくつの大陸へ行くかによって値段が決まるのです。大陸の分け方は少し変わっているので、HPをチェック。長い距離移動したい人に適しており、初心者でも使いやすいでしょう。価格は3大陸の場合、スカイチームより高く、スターアライアンスより安いイメージ。ただし、うまくルートを設定しないとTAXの関係からスターアライアンスと同じくらいの価格になります。初めての世界一周はワンワールドで行く人が多いです。
グローバル・エクスプローラー
上述したワンワールド・エクスプローラーよりも使用可能航空会社が増え、渡航できる目的地が増えた航空券です。運賃は大陸ベースではなく距離ベースになり、値段も上がります。ビジネスクラス・ファーストクラスは34,000マイル以内のみの設定。グローバル・エクスプローラーでしか行けない場所(イースター島など)に絶対に行きたいならこれを買うことになるでしょう。
スターアライアンス世界一周航空券
価格は距離によって決まるマイル制。3つのアライアンス系世界一周航空券の中で最高値のイメージ。2022年6月時点ではなぜかシンガポール航空が使えず、SQの世界最高峰のビジネスクラスやファーストクラスを体験したい人には痛手。そうは言っても、全世界の主要観光都市を満遍なく網羅しており、使いやすい航空券であることは間違いないでしょう。またHPも3つのアライアンスの中で最も見やすいものとなっています。
スカイチーム世界一周航空券
価格は距離によって決まるマイル制。TAX(空港使用料・出国税・燃油サーチャージなど)がかからないため、圧倒的に値段が安いです。日本の航空会社が加盟していない、HPが見にくい、就航都市に多少偏りがある、などマイナスポイントもありますが、他と比べて10万円程度安く世界一周ができるというプラスポイントが非常に大きいですね。またヨーロッパに強く、ヨーロッパを重点的に周遊することを考えている人にとってはベストな航空券と言えるでしょう。
私自身も圧倒的な安さに惹かれスカイチームで航空券を購入しようと考えていました。しかし、2022年6月時点では購入ができませんでした。HPにも世界一周航空券を購入するためのフォームが見当たらず、航空券の設定が無くなった?かもしれません。理由や現在の状況について詳しい方がいらっしゃいましたらご教授ください。
まとめ
今回は三大アライアンスの世界一周航空券の特徴を大雑把にお話ししました。現時点ではスカイチームは残念ながら選択肢に入れることができません。ただ、スカイチームの航空券を購入できた時でも実際はやはり日本人にとってはワンワールド、もしくはスターアライアンスの航空券の方が人気だったようです。購入するときは必ず様々な種類の航空券をよく比較検討した上で自分に合ったものを購入してください!